ゲームシナリオライターになる方法 未経験でもなれる方法教えます

転職前にやるべきこと

私も未経験でゲームシナリオライターになったので、
そのことについて書きたいと思います。

 

ゲームシナリオライターになるためには?

シナリオライターになるだけなら、誰でもすぐになれます。
今、この場で「自分はシナリオライター」だと宣言するだけです。
特に資格がいるわけではないですし、本人がそう名乗ればなれる職業です。

このことは色々なサイトでよく書かれていることです。
恐らく、知ってるよ、と言うでしょう。
ただ、真実なのと、これは抑えておかないといけないので、あえて書かせていただきました。
 
 
 

ゲームシナリオライターで食べていくには?

多くの人が知りたいのはここだと思います。
ゲームシナリオライターだと名乗ったところで、誰も『発注』してくれません。
発注してくれないと、当然お金が入って来ないので、食いっぱぐれてしまいます。

では、ゲームシナリオライターとしてお金を貰って生活するためにはどうするか?
それには2つのパターンがあります。

・フリーランスとして仕事を受注する
・ゲーム会社に就職する

この2つになると思います。

今回は『未経験』について書きますので、フリーランスとして仕事を受けるのは置いておきます。
※フリーランスで仕事を貰えてる場合なら、この記事は見ないと思いますし

 

ゲーム会社に就職するためには

とは言っても、『未経験』の場合、ゲーム会社に入ることは結構難しいです。
中途採用の場合は『即戦力』を求められるため、『未経験』という時点で敬遠されます。

会社に入れるかは全て『肩書き』に掛かっています。
仮に『未経験』という肩書きであったとしても、
『ラノベでデビューしている』という肩書きを持っていれば、
高確率で未経験でもライターとして就職できます。

また、なんの肩書のない未経験者でも一番チャンスがあるのは『新卒』の場合です。
新卒は会社の方でも『育てる』前提ですし、未経験も『当然』なので
全員が同じスタートラインに立てます。

ですが、新卒のときから『シナリオライターになりたい』と思ってる人はかなり少ないでしょう。
私も、全くそんなこと考えてすらいませんでした。

大体、シナリオライターになりたいと思うのは20代中盤から後半にかけてじゃないでしょうか。

それでは、新卒でゲーム会社に入っていない未経験者がゲーム会社に転職するのは無理なのでしょうか?
いえ、当然、可能です。
最初に書いた通り、私も30歳でゲーム会社に入りましたから。

では、どうやってゲーム会社に入ったかを書きたいと思います。

 

闇雲に受けてもダメ

取りあえず、募集をしているゲーム会社に応募すればいいじゃないかと思います。
ですが、この場合、『未経験』だとかなり厳しいです。

というのも、企業の方も応募してくる人がどんな人かわかりません。
人事の人に聞いた話によると、自分で書いたシナリオを1000枚くらい持って来て
「これだけ書けるから、雇ってほしい」
「このゲームのメインシナリオを自分なりに書き直してきました」
なんていう人もいるそうです。

企業としても、「ちゃんとゲーム業界を知っている人が欲しい」わけですね。
また、応募要項に「ゲーム業界での経験がある」と書いてある企業も多いです。

では、どうすればいいのか?
ここはエージェントを使いましょう。
よく広告でも見ると思いますが『シリコンスタジオ』とかがそうですね。
『ゲーム会社に転職なら』と書いてあるエージェント会社に登録しましょう。

エージェント会社に登録すれば、エージェントがあなたのことを色々と聞いてくれます。
そこで相談に乗ってもらうのが一番いい手だと思います。

エージェント会社は表に出ていない案件なども扱ってますし。

そこで「シナリオライター」になりたいと言えば、
あなたの状況に合う案件を紹介してくれます。

ですが、ここでもやはり『未経験』という肩書きの壁が立ちはだかります。
やはり、エージェントを通したところで『難しい』ものは『難しい』わけです。

 

段階を踏む

いきなり『ゲームシナリオライター』になろうとするから厳しいのです。
まずは、一旦、『ゲーム会社の経験者』の肩書きになりましょう。

シナリオライターは厳しくても、
「デバッカー」や「スクリプター」であれば未経験でもOKな会社はたくさんあります。
※デバッカーはゲームをテストプレイしてバグを見つける仕事です
※スクリプターはアドベンチャーパートを作る仕事です
ですので、とりあえずの目標を『ゲーム会社に入る』にしましょう。

ゲーム会社に入ったら、次に『テキストを書く』仕事をなんとかもぎ取りましょう。
一度でも『フレーバーテキスト』を書くことができれば、
あなたは『フレーバーテキストを書いていた』という肩書きを得ることができます。

そうなれば、次は『ライター』として会社を受けることができるかもしれません。
もし、『ライター』として会社に入れれば、
あなたは『ライター』という肩書きをもつことになり、
転職の際は『ライター』としてゲーム会社を受けることができます。
そして、『シナリオライター』として会社に就職できれば、
晴れてゲームシナリオライターになれるというわけです。

 

ゲーム会社を受ける準備として

シナリオライターになりたいからといって、シナリオを書いてばかりではダメです。
まず未経験者がするべきことは『ゲームをたくさんやる』です。

シナリオライターになりたいのであれば
ここはシナリオを書くのを我慢してゲームをしてください。

できれば一つのゲームをやり込むより、幅広くたくさんのゲームをした方がいいです。
それも、ランキングで上位になっているゲームや新作が望ましいですね。

理由としては、上でも書きましたが未経験者がライターで入れることは難しいです。
※ゼロではないですが。。

例えばですが、小説10作書いて会社に提出したとしましょう。
それを見て、担当者は「すごいな。これだけ書けるなら即戦力だ」と思うでしょうか?
十中八九それはないです。

未経験でなにも『肩書がない』場合は、読まれもしない可能性が高いです。
肩書きがないということは『素人』が書いたものと判断されます。
素人が書いた作品を全部読むなんてことはありません。
読んでくれるのは新人賞に応募したときくらいです。
ということは、内容では勝負できないわけです。
下手をすると、『10作書いてもデビューできない人』という不名誉な肩書きをつけられる恐れすらあります。

本当に実力のあるライターを探している企業は
ちゃんと『課題』を用意してます。
その課題で実力を見られることになりますので、
あらかじめ用意したシナリオはあまり役にたつ機会はないかもしれません。

逆にいうと、ほとんどの人は肩書きしか見ません。
ラノベで新人賞を取ったという肩書きを持っていれば、
無条件で「書ける人」と判断されます。
出した本を読まずにです。

実は実力自体(中身)を見られることは少ないです。
※こんな文章しか書けない私がシナリオライターをやれてるくらいですから。

話を戻します。
つまり、未経験者はシナリオの中身で戦うことはできません。
ではなにを武器に戦うか、です。

それはゲームをやり込んだ『知識』です。
意外と、ここはゲーム会社がほしいところでもあります。

ゲームを作っていると逆にゲームをする時間がなかったりします。
今のゲームのトレンドを追うのも、かなり大変です。

そんな中、今のゲームのトレンドを熟知している人がいればどうでしょう。
意見を聞くだけでも有意義なので、採用しておこうとなります。

その際、このゲームではこんなイベントをしている、
こんなガチャ施策をしているという視点で意見が出せれば好感触を得られるでしょう。

あと、最初にゲーム会社に入るときは「プランナー」で採用されれば
『書く』機会はかなり多くなります。
ちょっとしたフレーバーテキストの作成を頼まれることもあるでしょう。

デバッカーやスクリプターよりはプランナーの方が
シナリオライターに近づくのは早いと思います。

 

シナリオライターはシナリオを書けない

多くの人はシナリオライターになれば、シナリオを書けると思うでしょう。
私も当然、そう思ってました。

ですが、現実は違います。

もちろん、入る会社によりますが
シナリオライターはシナリオを書くだけの仕事だという思い込みは捨てましょう。

現場に入ってから、絶望することになります。

機会があれば、シナリオライターの現実に関しても書きたいと思います。

では、今日のところはこのへんで。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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