ストーリーの作り方 ギャグ・コメディの書き方

シナリオライター編

ライトノベルや漫画、ドラマなどなど、ギャグものというのは一定の人気があります。

少年ジャンプでは必ずギャグ枠の漫画が存在しますし、テレビをつければ芸人を見ない日はないくらいでしょう。

そのくらい、人というのは笑いというものに飢えているのです。

日々、生活する中で辛いことや悲しいことなどたくさんある中で、笑いというのは疲れた心を癒してくれるものです。

なので、ギャグものというのは世間で求められているということです。

ということは、読者がいっぱいいるということですね。

なので、ライトノベルでもギャグものが多いというのも、そういう層を狙ってなのかもしれません。

きっとあなたも、ギャグものを書こうと思ったり、実際に書いたりしているのではないでしょうか。

ただ、このギャグものの注意点としては「スベッたら終わり」ということです。

お笑い番組でもスベッたシーンはカットされるか、周りが慌ててフォローしていますよね。

これは作品でも同じことが言えます。

そのギャグが合わなかった場合、読者はスッと本を閉じてしまいます。

では、それを避けるためにはどうしたらいいでしょうか。

結論を言うと、この一点だけ頭に入れて置いてください。

それは「笑いは人それぞれ違う」ということです。

身も蓋もないと思うかもしれませんが、それが真理です。

万人に受ける笑いというものはありません。

では、なぜ、売れる芸人と売れない芸人がいるか、という話になりますが、それは「その笑いを受ける人が多い」からになります。

その点も含めて、解説していきましょう。

ペルソナを設定する

ペルソナを設定する、というのは、そもそも作品作りをする上でやらなくてはいけないことでしたね。

なので、その設定したペルソナに合わせた「笑い」にするようにしましょう。

つまり、「同じギャグ」でも、見る人によって「面白い」と感じるか「面白くない」と感じるかが違うということです。

あなたは作品作りの際にペルソナを設定したはずです。

そのペルソナに対して面白いと思ってもらえればいいわけです。

逆をいうと「ペルソナ以外」の人に「面白くない」と言われても気にしなくていいのです。

というより気にしてはいけません。

例を出して考えてみましょう。

昔、少年ジャンプで「ボボボーボ・ボーボボ」という漫画がありました。

これは人気でアニメ化にもなっています。

そんなボボボーボ・ボーボボですが、当時の私は正直、何が面白いのかがわかりませんでした。

ですが、小学生などがゲラゲラと笑っているのを見ることが多かったです。

逆に私は無限の住人などの時折入るシュールなギャグシーンなどがツボにはまってしまいました。

ですが、おそらく小学生が見ても、何が面白いのかがわからないと思います。

もう一つ例を出してみましょう。

よく、お笑いのネタとして「オマージュ」というものがあります。

漫画やアニメ、記者会見などのシーンをオマージュして使うことで笑いを誘う手法です。

ですが、これ、知っている人からするとツボにハマりますが、知らない人からすると何が面白いのか、というより元ネタを知らないと意味がわからないですよね。

なので、オマージュを使うのもそうですが、そのペルソナが「知っている」という部分も考慮して描かないといけません。

例えば、あなたが30代だとして、今の中高生に対して、「稲中卓球部」のネタを出したとしても、キョトンとされてしまいます。

なので、しっかりとペルソナを踏まえた上でのギャグを考えましょう。

ペルソナは同じ年代を想定した方がいい

しっかりとペルソナを踏まえた方がいいと書きましたが、一番いいのはペルソナ自体を自分の年齢層にすることです。

例えば、中高生に向けてギャグを書こうと思い、どんなギャグが受けるのかを調べたところで、本当の意味で理解するのは難しいと思います。

下手をすると、自分が面白くないのに、相手は面白がるだろうと思って描くと、本当に誰も面白いと思わないものが出来上がる可能性があります。

ですが、自分が面白いと思うギャグは、同年代であれば面白いと思ってくれる可能性が高いです。

また、ライトノベルは今や、中高生だけではなく、本当に幅広い層で読まれています。

あえて、わからない分野で戦うよりは、自分と同じ世代の読者に刺さるギャグものを書くのがよいでしょう。

わかりやすくを心掛ける

ペルソナを当てはめれば、そこまで盛大にスベることは少なくなるかと思います。

ですが、それでもスベることはあります。

それはなぜかというと、「わからない」ということです。

どういうことかというと、前フリやギャグの部分が分かりづらいということです。

面白くない芸人の大半は、ギャグとして分かりづらいというものがあります。

そもそもギャグだと気づかれない、何を言っているのかわからない、となるとスベるのは確実です。

ギャグというのは、そのときの勢いで書くことが多いですが、必ず冷静になって一度読み直した方がいいです。

ちゃんと伝わるかどうか、説明不足ではないか、という点に注意しましょう。

笑いも共感が必要

そして、最後にギャグで笑うには共感が必要ということです。

よくやってしまう失敗例としては、「変なキャラクターが変なことをする」というものです。

これを面白いと思って作者が書くことがあるのですが、そのキャラクターの行動に共感できないと、人は引きます。

理解できない人が理解できない行動をしているのを見ると、逆に怖くなります。

なので、ギャグだったとしても、必ず「共感」が必要になってきます。

普通の人ならやらないことでも、そこをやってしまうというのが面白い部分になります。

つまり、普通の人が行動として「想定できる」範囲内にしないと引かれてしまいます。

例えば、高嶺の花と呼ばれる女の子に、普通はフラれるのが怖くて告白することは少ないですが、そこをぶっこんで告白する、などですかね。

これがいきなり、結婚したくてウェディングドレスを買ってきて、その女の子に着せようとするとどうなるでしょうか?

普通の人がやる範疇外で、なにやってんの?なんで、そんな思考になるのか?と引いてしまうでしょう。

人は「あー、あるある」というような共感することに対して、笑うのです。

いかがだったでしょうか。

笑いというのは本当に奥深いです。

ここで書いたことはあくまで一例にすぎません。

ギャグを極めたいのであれば、様々な分野を勉強するとよいでしょう。

ただ、その際、注意が必要なのが必ず「ペルソナ」にとって「面白いか」という考えは決して忘れないようにしてください。

それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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