仕事ができない部下を任されたときの対処法!あなたの評価が上げれます

プランナー編

チームに新しい人が入った。これで仕事が楽になる。
そう思っていたのも束の間。入ってきた人が全く使えない……。
これでは仕事が楽になるどころか、その人の分まで働かなくてはならないから逆に辛くなった。
そんな経験は1度はあるのではないでしょうか。
今回は、今、まさにそんな状況だと困っているあなたに向けての記事になります。
参考にしていただければ幸いです。

仕事ができないのではなく合ってないだけ

人は必ず何かしらの特化型だと言えます。
全てを完璧にできる人は存在しません。

たとえば、誰もが知っているイチロー選手。
イチロー選手は野球に特化した存在だと言えるでしょう。
(野球の中でも、細かく分類できます。投げることに特化したピッチャー。ホームランを打つことに特化した4番バッター。そして、打率に特化した1番バッター)

そのイチロー選手といえども、勉強では東大生に負けてしまうでしょう。

誰もが知っている漫画「ONE PIECE」の作者である尾田栄一郎先生。
その尾田栄一郎先生でも、卓球では中学生に負けてしまうかもしれません。

極端に言うと、自分の強み以外のジャンルの場合、標準的な人よりも劣ってしまう場合があります。
つまり、仕事が「できない」のではなく、その仕事のジャンルが「合っていない」という可能性があります。

今まで頼んでいた仕事ではなく、全く違う仕事を任せた場合、驚くほど仕事をこなしていくなんてことがあります。
もしくは、転職して、新しい現場になった瞬間、メキメキと頭角を現す場合も少なくないでしょう。

私も前の会社ではほぼ「邪魔者扱い」されるほどでしたが、転職した先では査定で「最高評価」をいただいたという経験があります。

適材適所という言葉通り、人には得手不得手があるのです。

話してみる

では、今任せている仕事が合ってないと思う人の場合、どうしたらよいのでしょうか。
それは「話してみる」ことが1番です。

ただ、ここで注意が必要なのは「面談」では聞き出せない場合があることです。
面談となると「仕事中」という意識もありますし、あなたとは「上司」と「部下」との関係になります。
そうなると、「本音」はなかなか聞き出せないでしょう。

面談で自分の意見をはっきり言えるような人であれば、合わない仕事を続けてないはずです。
おそらくは、言いたくても言えずに我慢して仕事をしているが、その仕事が合わないため全然仕事ができない状態になっているのです。

ですので、その場合は「雑談」が有効的です。
何が好きなのか? 
その部分が重要です。
たとえば、仕事では集中できずに10分もしたら席を立ってしまう人でも、休日にゲームをする場合は10時間ぶっ通しでもやれる人もいます。
つまり、好きなことであれば集中できるというわけです。

そして、その好きなものを聞き出したら、それに似た業務を割り当ててみるとよいでしょう。

プランナーとして入ってきて、レベルデザインを担当させたら、1ヵ月全く進捗が進むない人でも、キャラ作成を担当してもらうと、魅力的なキャラを量産してくれるなんてこともありました。
外注管理で発注先を怒らせてばかりの人でも、内製のライティングを頼んだら、黙々と面白いものを書いてくれた人もいます。

特にゲーム会社は多種多様なタスクが存在します。
その中で、その人に合ったタスクを振ってあげるようにしましょう。
おそらくは別人かと思うほどに活躍してくれるかもしれません。

変えようとしてはダメ

作業が進まないのは効率が悪いという場合もあります。
そういう場合は、やり方や進め方をアドバイスすることで、仕事の効率を高めることができます。

ですが、それはあくまで、その仕事がその人に合っている場合です。
仕事が合っていない場合は、いくら効率的な方法を教えたところで、身につかないでしょう。
いくら根気よく教えたところで、求める結果にはたどり着かないでしょう。

変えるのはその人の「仕事」であって、その人「本人」を変えようとしてはいけません。
相手は20年、30年、現在の能力で生きてきたのです。
それを数か月で変えろなんて無茶な話です。

人は変わりません。
というより「変わることを拒否する」部分があります。
相手を変えようとしても、あなたがイライラして終わりです。
相手の精神にもよくありません。

変えるのは「仕事内容」と考えて、その人に「合う」仕事を見つけてあげましょう。

そもそもやる気がない

中には仕事をやる気がない人がいます。
生きていくために仕方なく仕事をしている。
仕事中はずっと「早く定時過ぎないかな」とだけ考えている人。
仕事をせずに、隠れてゲームをやって時間をつぶしている人などなど。
本当にびっくりするような人が普通に存在します。

また、そういう人に限って神経が太く、どんなに注意しても気にしない人が多いです。
中には給料が減ってもケロッとしてる人もいるくらいです。

そもそも、仕事に対しての意識があなたと全く違うのです。
価値観が違うので、いくらあなたが熱心に注意したところで、「この人、何言ってるんだろう?」と思われることもあります。
そういう場合は、この人はそういう人間なんだろうと割り切るしかありません。

ここでもやってはいけないのが、「変えよう」とすることです。
この手の人は、絶対に変わりません。無理です。
そんなところに時間を割くのは、あなたの時間が勿体ないです。

では、そうした場合はどうすればいいのでしょうか?

報告する

まず最初に必ずやらないといけないのが、上司に「報告」することです。
上司に「こういう人を抱えてます」と知らせるわけです。

以前、違う記事でも書きましたが、基本、人は他人の状況は知りません。
あなたが問題ある人を抱えていても、そんな人だとは思っていないわけです。

あなたが問題ある人を抱えているせいで作業効率が悪くなったとしても、上司からみたら「人を入れたのに作業効率が悪くなっている。あいつは仕事ができない」という、「あなた」に対しての評価が下がります。
そんな人のせいで、あなたが被害を受ける必要はありません。
すぐに上司に報告しましょう。

ただし、ここで注意が必要なのが、上司に丸投げしてはいけません。
単に上司に「あの人はやる気がなくて、仕事を振ってもできません」と報告するだけでは、告げ口のような感じになってしまいます。

そこで、「提案」も一緒にします。
まずは状況を説明した後、上で記載したように「様々なタスクを振って、得意の業務を見つけてみます」と提案しましょう。

提案をすることで、上司に色々と考えていると「アピール」するのです。
どうせなら、ここでアピールして、自分の評価も上げてしまいましょう。
提案すると、上司も「自分で考えて行動できる」と評価してもらえます。
(上司からしたら、対応策を自分で考えるのは面倒なので、提案してくれた方が楽で嬉しいというのがあります)

さらに、上司に報告するメリットとしてはもう一つあります。
それは作業効率が落ちても、仕方ないと認識してもらえることです。

もし、上司に報告しないで色々とタスクを振ってみるという試行錯誤をしたとしましょう。
その間はどうしても、あなたの作業効率は悪くなってしまいます。
すると上で書いたように、あなたが「仕事ができない」と評価されてしまいます。

ですので、「今は試行錯誤している最中」と認識してもらえれば、評価が落ちることはありません。
上手くいけば、フォローの為に人を新たに割り振ってくれるかもしれません。

影響がないところを担当してもらう

やる気がないとはもちろん、会社内にその人に「合う仕事がない」場合は、もうどうすることもできません。
あなたが頑張ったところで、徒労に終わるだけです。

そういう場合は、全く影響がないような仕事をしてもらうしかありません。
変にタイトな納期が存在するような仕事を与えても、事故って、あなたが事後処理する羽目になります。
決して重要な仕事は任せてはいけません。
あなたにも、相手にも良いことはありませんから。

そして、そのことを上司に報告しましょう。
自分なりの対策をうった上で、他の人間に影響を及ぼさない方法を「提案」する形です。

もし、上司がもっといい方法を示してくれればそれを実践すればいいでしょう。

とにかく、変えるのは「その人」ではなく、「その人の仕事」と考えるようにしましょう。
人は変わらないというのを念頭に置いて、精神的に負担がかからないようにするのがよいです。

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それでは、今回はこの辺で。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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