過去の記事で、小説を書くときにはプロットや箱書きを作った方がいいと言ってきました。
ただ、こう思う人も多いでしょう。
「面倒くさい」と。
わかります。
ですが、なぜ、面倒くさいと思うのでしょうか?
小説をスラスラと書いているのにプロットや箱書きを書くのが面倒と思う理由は「説明文」だからです。
説明文というのは読むのも書くのも辛いものになります。
ですので、そういう方は一旦、「シナリオ」にすることをお勧めします。
しっかりとしたシナリオでなくていいのです。
逆にシナリオにすることで、筆が乗って来ることもあります。
今回の記事を読んでいただければ、楽しく土台作りができ、プロットや箱書きの代わりになるシナリオの書き方が理解できます。
それでは解説していきましょう。
イメージを形にするだけ
小説や漫画の土台にするためのシナリオですから、キッチリとした形のシナリオでなくてよいです。
本来であれば、柱を立てたり、ト書きは2マス空けるとか、色々とシナリオの作法がありますが、今回はここは無視してよいです。
あくまで頭の中にしかないストーリーを簡易的に視覚化するために書くものになります。
ではどのような事柄を書いていけばいいかを解説します。
場所
まずは場所です。
学校の教室だとか、コンビニの書籍コーナーとか、シーンの場所を書いてください。
場所は絶対に書いてください。
場所をちゃんと書くことで、情景も想像しやすくなります。
キャラクターたちも「その場所に応じた行動」をすることも意識できます。
中には場所のイメージができていないのに小説を書いている人がいて、読者の方も一体、どこにいるのかがわからないなんてことも多々あります。
「このシーンは場所に関係ないから」と言うかもしれませんが、どこにいるかがわからないと、読者も想像ができません。
白い空間にポツンとキャラクターが立っているわけではないですよね?
必ず、「どこか」にいるはずです。
シナリオの際に、しっかり場所は書きましょう。
台詞
次に台詞です。
キャラ名を書いた後にカッコで台詞を書いていくイメージですね。
ルフィ「海賊王に俺はなる!」
といった感じですね。
シナリオは基本的に大部分が台詞で構成されています。
ここが「プロットや箱書き」よりも「書きやすい」ところになります。
説明文は読むのも書くのも辛いですが、台詞は読むのも書くのも楽しいですよね。
なので、実際の台詞を書いていき、実際にキャラ同士の掛け合いをさせることで、キャライメージもつかめるといった感じです。
HUNTER×HUNTERの冨樫義博先生も漫画にする前にシナリオにすることもあるそうです。
補足
そして、最後にト書きなのですが、ここはあまり気にせずに補足を書くくらいで大丈夫です。
キャラクターの動作やキーアイテム、伏線など、メモを残す程度でよいです。
また、台詞を最後まで書くのが面倒になれば、後のシーンは補足説明で終わらせるという方法もあります。
『この後、ルフィとゾロが言い争いをする』
くらいの簡易的なメモで大丈夫です。
シーンごとで切る
シナリオを書く際なのですが、必ずシーンごとで区切ってください。
小説のように一連の流れで書き進めないでください。
これはなぜかというと、シナリオで「構成」もするためです。
シナリオはあくまで土台です。
書き終わったら一度、俯瞰して見て、いらないシーンや足りないシーン、シーンの順番など、確認して調整していきます。
そのため、シーンごとで切り張りできるように、シーンごとで切って書くべきです。
そして、シナリオの整理が終わり、一連の流れができたら小説にしていきましょう。
シナリオにするメリット
このようにシナリオにすると構成がしやすいというメリットがあります。
あとは、実際のキャラクターの台詞を書くことでよりキャラクターの性格を掴むことができます。
そして、なにより、「ラストまでの流れが出来ている」ので、途中で詰まることもなく最後まで書ける確率がグッと上がります。
何も用意せずに小説を書き始めて、途中で詰まって書けなくなるくらいであれば、まずは一旦、シナリオにしてみるとよいでしょう。
それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント