小説は書いていれば上手くなる、という話はよく聞くと思います。
確かに、書いていれば上達していきますが、成長速度を加速させて、ライバルたちとの差をつけたいと思いませんか?
今回はストーリーを作る際の勉強の仕方を解説していきます。
今回の記事を意識して勉強して、小説のレベルを1段、2段と引き上げましょう。
最初に結果を書いておくと「多くの作品」を見て「要素を再構築」することです。
それでは詳細を解説していきましょう。
様々な作品に触れる
一般的によく言われるのは、作成する分野だけではなく、様々な分野にも触れるべきだというものです。
つまり、小説家を目指すにしても小説だけを読むのではなく、漫画やアニメ、映画、ゲーム、舞台、漫才、果ては専門書など、様々な分野の作品も読むことで「幅」を広げた方がいいということです。
それぞれの分野を読むことで、その分野との違いを知ることでストーリーの展開の仕方や知識などを勉強することができます。
ここで一点、注意しておきます。
様々な作品に「触れるべき」ではありますが、自分の目指す分野を「1番」読み込んでください。
中には「絵が描けないから」とか「シナリオライターのなり方がわからないから」とか「投稿サイトで公開できるのが小説しかないから」などの理由で、「小説が好き」というわけではなく「小説しか書けないから」という理由で小説を選ぶ人がいます。
別に理由に関して口を出すつもりはありません。
ただ、「小説家」を目指すのであれば、「小説」を「一番」読み込んでください。
アニメを見て、原作が小説と知り、「じゃあ、小説を書こう」と考えるのはいいのですが、「アニメしか見ない」状態で小説を書いている方がいます。
中にはそれでも小説を書ける人はいますが、大抵の人は「小説の形式になっていない」ものが作られる可能性が高いです。
しかも、そういう人は「小説を読んでいない」ので、自分の小説が「小説になっていない」ことに「気づかない」場合が多いです。
サッカー選手になりたいのに、ずっと野球の練習をするでしょうか?
短距離走の選手がマラソンの練習ばかりをするでしょうか?
「小説家」は小説の「プロ」です。
それなのに「小説のことを知らない」というのは致命的だと思いませんか?
ですので、小説家を目指すならしっかりと小説を読んでください。
もし、小説を読むのが苦痛で、読みたくないというのであれば小説家になるのは考えた方がいいでしょう。
自分が読みたくないものを他人に売りつけるつもりですか?
要点を掴む
様々な作品を読んだ方がいいとは言いつつも、そればかりだと意味がありません。
つまりアウトプットだけではなく、ちゃんと「アウトプット」して初めて成長します。
あくまで「小説を書く」というのが成長の基本となりますので、あまりインプットに時間をかけ過ぎないように注意しましょう。
次に、どのようにインプットしていけばいいのかを解説していきましょう。
一つ一つを隅から隅まで見ていたら、時間がいくらあっても足りません。
では、どうすればいいかというと、「流し見」するという方法があります。
流し見することで時間を短縮するわけですね。
ただ、単に流し見するだけではいけません。
流し見しながら、「ストーリーの要点を掴む」ことに集中しましょう。
ストーリーの要点というのは、いわゆる「起承転結」と「作品の推し」の部分になります。
作品を流し見した後、頭の中でその作品の「起承転結」を組んでみるのです。
そして、この作品は「この部分が推しなんだろう」という部分を見つけるのです。
もし、流し見でそこまで把握するのが難しければ、最初は普通に見るようにしましょう。
何度もやっているうちにコツがつかめるようになりますので、慣れてきたら流し見しましょう。
アニメなどでは「倍速」で見るということも有効です。
この勉強法をすることで、ストーリーの構成の勉強にもなりますし、ストーリーの型も学ぶことができます。
また、一番いいのは「あらすじ」を書いてみることです。
あらすじはプロットの書き方の勉強にもなりますし、「推しのシーン」の出し方の勉強にもなります。
これは確実に小説に活かせます。
もし、あらすじをどう書いていいのかわからない場合は下記の記事で解説してますので、是非、読んでみてください。
〈あらすじの書き方を解説〉
それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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